【正統飛星派紫微斗数】
「命 宮」
すべての中心となる人間性を現わす部位。性品や天性の宿命を観るもので、全宮を統括します。外向的か内向性かといった性格を初めとして、才能、容貌、思想、主義、適性などを知ることができます。この宮を十分に把握しないと他の宮を解くことができません。この宮の十二支が「魂」の質となって影響をしています。
「兄弟宮」
兄弟姉妹との関係やその性格をみたり、命宮を挟み少なからず本人に影響を与える可能性があります。命宮と兄弟宮が子と丑、午と未の宮にある場合には、特に強く影響しあうとみて兄弟間は双子のように強い結び付きを示します。兄弟間で影響を受けるかどうか、助力や援助があるのかなど兄弟関係の絆をみることによって人間関係を計ります。
「夫妻宮」
結婚後の家庭の状態をみたり配偶者との絆の強さを知ることができます。男性の場合、配偶者や恋人に選びやすい女性の容姿を知ることができ、愛人問題の起こりやすいタイプを探すときに参考にします。また、人相により顔の美醜や体格や骨格または声の調子まで判断することができます。当然、将来出逢う配偶者の性格や才能や品性を予測し、出逢いの時期について知ることが可能です。女性の場合は、あこがれの男性の容姿や才能を示しますが、この宮の星を主星にもつ人と結婚に至るのは、主体性の強い女性に限られます。この宮の十二支は配偶者の生年の十二支になる暗示であることがあるようです。
「子女宮」
授かる子供の容姿と性格や才能をみることができます。また、健康状態や子孫繁栄力も知ることができます。凶星が多かったり、宮が落陥していると中絶が多かったり子供を授かりにくいなどの兆候があるようです。凶星が多く希望がもてない場合の宿命転換は、子女宮と同じ星の配列を命宮にもつ配偶者と結ばれる宿命があり、転換されることになります。 この宮の干支は、授かる子供の生年に関係があります。
「財帛宮」
財力を示しますが、財産と言っても動産をおもに示しています。現金収入をどのような形で得ることができるのか、利財の性質を現わしています。つまり、外交家かまたは机上でアイデアとして実績を得る人なのかを知ることができます。また、得た金があぶく銭か、殖財するかなど、一生における財運を観ます。収入の種類や程度、また殖財能力があるか、経営手腕に恵まれているかを観ます。宮に入る干支や十二長生星によって財運の強さを知ることができます。
「疾厄宮」
健康状態に影響を与える要素は何か、健康体かまたは病からの救いがあるのか等をみることができます。基本的な生まれつきの体質の分類をすることができます。また、病気にかかり安い部位や病気の種類とその処方を知ることができます。どの部位が弱いか、健康管理上の漢方薬の種類をみます。生命の寿命についてかなり詳しく回答を得ることも可能です。凶星が会座しているか、または逃れることのできる方法はあるかについて知ることができます。大限の年齢は死亡時期を現わしていますが、後天運によって若干の範囲を示します。実体の状態を観察して臨終時期を推測します。小限の年齢に会座したり、弔客、喪門に出逢うと短命となりやすい。
「遷移宮」
外向的力量の程度と出逢う人物の大きさについて知ることができます。また、心のかようタイプの人を知ることによって、職場で成功する相棒を組むことができます。親身になってくれる親友は誰かを知り、社会での最適なパートナーを知ることができるのです。探偵社などでは、最悪な人間関係を解き、犯人の人相を知り得るための事件解決の鍵はこの宮にあると言えます。また、外地外郷での活動力や他人からの援助の程度を知ることができます。他に、事故に遭いやすいか、旅行や移動に耐えられるかに回答が得られるでしょう。
「奴僕宮」
部下にして安全に支配することのできる人間のタイプを知ることができます。どの程度の人脈を動かすことができるのか、またそれは誰かを容易に回答できます。部下は何人ぐらい配下に納めることができるのか、統率できる部下の多少や、その人々の能力を知ることができます。営業におけるセールスマンは、顧客ターゲット層の目標を定めるのに回答を得ることができます。政治家や宗教家は、支持者の層を知ることができます。
「官禄宮」
社会での宿命的仕事は何か、その使命と目的について回答を得ることができます。仕事に対する情熱や責任感を知ることができ、最適な職種は何か、この宮から仕事での適性を考慮して配属先を決定できます。また、就職先などを検討します。状況に応じて役職を持たせるか否か、実績と業績を挙げる名声を博するかなどをみることができます。上司との信頼関係を示すこともあるようです。
「田宅宮」
永住する土地や宿命的に移住しなければならない場所はどこであるのか、どのような土地が健康を維持したり、住むのに最適な環境かについて知ることができます。また、不動産をどの程度もてるか否か、祖先からの土地を相続していけるのか、手放して失ってしまうかなどを知ることができます。宿命的に住み着いてしまう場所という意味があることから、探偵業務などでは、犯人の隠匿する場所などとして考慮することができます。また、周囲に住み着いてくる住民の層についても適切な回答を得ることができます。
「福徳宮」
心を楽しませ幸せにする要素について回答を得ることができます。おもに趣味や嗜好品が何かを知ることができます。女性の場合の結婚相手についての容姿はこの宮で決定されるとが可能です。また、どのような趣味をもつことができるのか、そして実益をともなうか、あるいはやがて生業となるかを併せて判断します。
「父母宮」
生みの親に関することと関係について絆の強さを知ることができます。また、その親を扶養する環境があるかどうか。つまり、吉星があれば、自然と親と共に暮らすようになります。しかし、凶星が入ったり、主星が存在しないときには、親元を早くから離れることになることがあります。未や丑に本宮がある場合は、両親との縁が強いと判断します。自分が授かる孫の命宮にある星を本宮に見出す暗示がこの宮にはあります。