用語の説明と基本の法則について説明します。
以下の知識並びに基本的な判断方法を知る必要があります。
■用いる星は、14の主星(最も大きい星〈甲級星〉)と4つの副星(左輔、右弼、文曲、文昌)、並びに4つの四化星(化禄、化権、化科、化忌)を原則用います。
便宜上、それぞれ、化禄=A、化権=B、化科=C、化忌=Dと表記します。
4つの四化星は、生まれた干支の「干」から導き出される「生年の四化星」
と12の宮に割り振られた各宮の干支の「干」から導き出される「自化星」
があります。これらの四化星が何になるかは、上記の主星と副星から決まり
ます。(尚、七殺と天相には四化星は付きません)
次の天干四化図を見て下さい。
| 化 忌 D | 化 科 C | 化 権 B | 化 禄 A | 生 年 天干 各宮 干 干 |
| 太 陽 | 武 曲 | 破 軍 | 廉 貞 | 甲 |
| 太 陰 | 紫 微 | 天 梁 | 天 機 | 乙 |
| 廉 貞 | 文 昌 | 天 機 | 天 同 | 丙 |
| 巨 門 | 天 機 | 天 同 | 太 陰 | 丁 |
| 天 機 | 右 弼 | 太 陰 | 貪 狼 | 戊 |
| 文 曲 | 天 梁 | 貪 狼 | 武 曲 | 己 |
| 天 同 | 太 陰 | 武 曲 | 太 陽 | 庚 |
| 文 昌 | 文 曲 | 太 陽 | 巨 門 | 辛 |
| 武 曲 | 左 輔 | 紫 微 | 天 梁 | 壬 |
| 貪 狼 | 太 陰 | 巨 門 | 破 軍 | 癸 |
■生年の四化星は便宜上、それぞれ化禄=A、化権=B、化科=C、
化忌=Dと表記します。
自化星は、それぞれ矢印を使い、→A, →B、→C、→Dと表記します。
(アルファベット表記)
自化星には、2種類有ります。各宮の対角線の宮(対宮)に向かう「向心力の自化」と各宮から出る「離心力の自化」です。
●欽天門派の見かたは、生年の四化星、自化星がどの宮に有り、又、自化星がどの宮に入り(向心力)、どの宮から出るか(離心力)を見て、主星・副星、及び来因宮等との相互の関係性から内容を具体的に判断していきます。
●四化星は 天であるB、地であるD、人であるC、物であるAを意味し、
天であるBを最も重視します。
また、AとD、BとCは同組とされ、同時に見ていく必要があります。
AはDに随い、CはBに随うのが原則です。
後述の左輔と文曲、右弼と文昌は同組となり、同時にみていく必要があります。
◎例えばAは現金を表わしますが、仮に命宮にAがあったとしてもDが自分の宮
(六内宮:命宮、財帛宮、疾厄宮、官禄宮、田宅宮、福徳宮)にない場合には、
その現金は自分以外のところに行ってしまう訳です。この場合のAは「虚」といえます。
●向心力の自化と離心力の自化
向心力の自化 →向心力の自化には、聚的・集める、意味があります。
この自化は、原則として吉の意味があります。
離心力の自化 → 離心力の自化には、散的・分離的な意味があります。
この自化は、後天的に変化を伴います。
■生年四化との関係でその作用・効果が変わっていきます。又「宮」に有る主星や副星の男星・女星の別によって意味が違ってきます。生年四化と同じ宮にあるか、あるいは、対宮に向心力として出るかによっても異なります。
■自化が有る宮に、生年四化がある場合は、必ず後天的に変化が起こります。
四化星(化禄A、化権B、化科C、化忌D)の基本的な意味
化禄A=現金、資金、投資、人の縁、虚。
化権B=技術、争い、専門、才能、変動、権勢、業(カルマ)手術。
化科C=学業、芸術、異性縁、病気、単純化、貴。
化忌D=物、囚われ、失敗、損失、不順、トラブル、財の獲得。
●紫微斗数では、通常、化忌Dは凶星に分類されますが、欽天門派では「獲得」、「収蔵」も意味します。従って、例えばこの化忌Dが田宅宮や財帛宮、官禄宮等の自身の宮に入ると吉意が有ります。(もちろん、その宮に一定の囚われは生じますし、対宮に対して悪い作用(冲する)をすることもあります)
■六内宮と六外宮について
六内宮- 命宮、財帛宮、疾厄宮、官禄宮 田宅宮、福徳宮
六外宮― 兄弟宮、夫妻宮、子女宮、遷移宮 奴僕宮 父母宮
六内宮に生年四化が入る場合、また、向心力が六内宮に入るのは吉です。
4つの副星(左輔、右弼、文曲、文昌)の意味
他の流派では、上記の4つの星派いずれも吉星に分類されます(但し、左輔・右弼は、夫婦関係では凶意があります)
欽天門派においては、これらの星たちは、業報因果・前世を示す星とされ、見かたが異なります。
左弼-今世で関わること、行うことを示します。化科Cの有る宮も同じ。
| →(同じ組)
文曲-得られる結果、到達点を示します。化忌Dの有る宮も同じ。
右弼-業の条件、生れ持った縁・環境を示します。化禄Aの有る宮も同じ。
| →(同じ組)
文昌-苦労すること、試されること、課題を示します。化権Bのある宮も同じ。
◎各四化星がどの主星・副星に付くのか、四化星の意味と現象、自化の種類と意味をまず覚えてください。
■男星、女星について
星には、七殺星、天相星を除き、必ず男星、女星の性別があります。
サイト内に原始命盤(図)を記載しています。
原始命盤には、各宮を主宰する主星があります。
巨門補正は田宅宮(不動産)を、破軍星は夫妻宮(配偶者)を主宰します。
また、天同星は疾病宮を主宰します。
■干合について
干合とは、天干の相互関係(結びつき)を見るためのもので、宮どうしの干合によって四化の意味が生じます。
甲 - 己 → 合土
乙 - 庚 → 合金 → 化禄A
丙 - 辛 → 合水 → 化忌D
丁 - 壬 → 合木 → 化科C
戊 - 癸 → 合火 →化権B
●生年の四化のある宮と干合関係にある宮は、同様の象意があります。もし干合する宮に自化があると影響があります。干合する宮に生年四化がない場合でも現象が出ます。
例えば、夫妻宮に生年の四化の化忌Dがあった場合、干合している宮(辛)
が奴僕宮になっているときには、その奴僕宮には化忌Dが入ることになり、
奴僕宮の10年運の際は、財の獲得の象意が出てきます。但し、奴僕宮に→自化
Dが有ると後天的に財を失う可能性が大きくなります。
■来因宮について
生まれた歳の干支の十干をいいます。この来因宮は、前世からの因縁、課題を
見る宮になり、生年四化と同時に確認していきます。
来因宮は大きく分けて、自分の力で運命を操作していく「自立格」と、他人や
囲又は先祖の力を借りていく「他立格」、とに分かれます。
この来因宮に生年四化が有ると決定的な意味合いがでてきます。